座標・寸法・形状を非接触で正確、敏速に測定するCNC画像2次元座標測定機 「D2-6040」 CNC画像2次元座標測定機「D2-6040」は、ガントリステージに搭載したCCDカメラで被検物上を走査し、 画像を光学測定技術とコンピュータによる画像処理技術を用いて、精密機器・電子部品等の寸法を自動測定する装置です。 取込まれた画像の被検物エッジを正確に検出し、データ処理により、各種の測定を行います。 D2-6040はガントリーステージ構造とした事で多くのメリットが有ります。 テーブルの移動ストロークが不要な事で最小の設置面積を実現しています。 被検物に力が作用しない事から固定等の対応も不要です。 600mm x 400mmのストロークは大型のプリント基板、光学フィルムの型抜き、タッチパネル、電子機器用ガラスの座標測定 や小物部品を多数並べての自動測定により、測定コストの節減に貢献します。 主な特徴 1、高精度・高速測定 並行2軸制御のY軸ガントリステージがX軸の両端を支え、XとY軸の直角度を常時維持し、 高精度・高速測定な座標測定を実現しています。 リニアモータ・アクチュエータ・システムはバックラッシュが無くフルクローズド・ループ制御で安定した計測を実現します。 シンプルな構造はメンテナンスフリーです。 2、多様な被検物 測定ガラステーブルの下面の全面をカバーしたコンピュータ制御のLED平行光照明は被検物のエッジ部の影発生を防止し、 正確なエッジ位置検出を可能とします。同軸落射の反射照明との組み合わせで複雑な形状をしたエッジ検出も容易に行えます。 3、高度な画像処理 エッジ位置の検出は全て自動画像処理で行われます。適正な画像取込みや画像処理条件設定には基本的な知識が必要ですが、 画像処理条件設定の基本情報である画像のピクセル値やヒストグラム、焦点情報等がサポートされます。 C++プログラミングで開発したAT.Metric画像処理ソフトウエアはガラスや透明の光学フィルムのエッジ検出も容易です。 基本的な測定条件はレジストリに保存され次回の計測に継続します。 4、サポート機能 測定座標は設計図面の概念を踏襲しています。CSVファイルで提供する自動測定プログラムの測定位置座標から測定テーブルに 置かれた被検物上に、Affine関数で正確なXY座標が設定されます。 測定結果はCSVファイルに自動作成され、表計算ソフトウエアで取り扱えます。測定は手動操作と自動測定があります。 自動測定は3種類のモードが有り、連続、スロー、ステップが用意されています。ステップモードでは順次の動作確認が出来ます。 測定原理の理解やプログラムの確認と修正に有用です。連続モードは高速で目視が困難ですがスローモードは目視確認が可能です。 画像の保存が可能で後日の画像での確認や再現計測に有用です。 5、自動測定プログラム作成アプリケーション 2015/10/21 自動測定のプログラム作成をアシストする アプリケーションを追加致しました。任意のPCでプログラムを作成出来ます。 正確で短時間にプログラムを作成できますので、プログラムを作成する負担から解放されます。 6、ソリューション指向のシステム 専用アプリケーションはD2-6040の能力を拡張します。頻度の高い計測にはカスタムソフトウエアの搭載ができます。 主な仕様
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